柄本時生 主演に喜びと責任感「僕みたいなヤツでも…」

[ 2016年2月25日 12:52 ]

NHK「初恋芸人」試写会に出席した柄本時生

 俳優の柄本時生(26)、女優の松井玲奈(24)、お笑いタレントの小堺一機(60)が25日、都内でNHK・BSプレミアムのドラマ「初恋芸人」(3月1日スタート、火曜後11・15)の試写会に出席した。

 中沢健氏の同名小説をドラマ化。主人公の売れないピン芸人を演じる柄本は「役柄と同じ感じで育ってきたので、共感しない部分はなかった」と手応えを語り、ネタがすべるシーンでは「ウケないとこんなに心が折れるものだと知ってつらかった。勉強になりました」と語った。

 柄本演じる芸人に恋心を抱かれる謎の美女役を演じた松井は「原作を読ませていただいて、ピュアで楽しい作品だなと思った。その本の世界がそのまま映像になってる」とアピール。売れない先輩芸人役の小堺は「芸人の話ということで、売れないライブは実際やったことがある。下北沢で関根(勤)さんと一緒にライブやったことを思い出して胸がキュンとなりました」と芸人ならではのエピソードを明かした。

 柄本は主役という立場になってみて「僕みたいなヤツでもこんな時あるんだな。嬉しいなって思ったり、責任感が出て辛いなと思うのと両方」と告白。俳優という職業は改めてどうか聞かれると悩みながらも「恥ずかしいもの」との答え。「こんだけ人が見ている前で『愛してる』とか言わなくちゃいけない。非日常的なことを体験する職業かな」と苦笑いしていた。

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