永久輝せあ 雪組新人公演2度目主演「落ち着いてできた」も反省

[ 2016年2月23日 20:40 ]

「るろうに剣心」の新人公演で主演を務めた永久輝せあ(右)とヒロインの彩みちる

 宝塚歌劇団雪組公演「るろうに剣心」の新人公演が23日、兵庫・宝塚大劇場で行われ入団6年目を迎えるホープ永久輝(とわき)せあが2度目の主演を務めた。

 「人斬り抜刀斎」として生きた過去を持つ鋭い横顔とお茶目な部分を演じわけ、立ち回りも多い難役だったが透明感ある歌声も響かせ、さわやかに演じた。カーテンコールでは「頂いた役と闘ってできたキズが、これから痛いキズになるか自分の肌になり成長していけるかは自分次第と実感しています」と、自分に言い聞かせるようにあいさつすると立ち見も出た超満員の客席からは割れんばかりの拍手が起こった。

 永久輝はちょうど1年前、「ルパン三世」で新人公演初主演。2度目の主演となった今回は「初めての時より落ち着いてできた」と振り返ったが「まだまだ、と思うところが多くて…。合格点はあげられない」と厳しかった。

 今回の本公演では日替わりでインフルエンザによる休演者が出て、新人公演のけいこも思うようにできなかったが「一人、一人と治って帰ってきた時にまとまりができたような気がする」と話した。なお、この日はケガで汐聖風美(しおせ・かざみ)が休演。代役として本来は新人公演には出られない上級生の久城あすが異例の出演となった。

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