桃井かおり出演、福島描く独映画がW受賞 ベルリン国際映画祭

[ 2016年2月20日 21:56 ]

 ドイツで開催中の第66回ベルリン国際映画祭で20日までに、東日本大震災後の福島を舞台にしたドイツ映画で女優の桃井かおりが出演した「フクシマ・モナムール」が「ハイナー・カーロウ賞」と国際アートシアター連盟賞を受賞した。いずれも映画祭事務局とは別の組織が運営する賞。

 同作品は、幅広い作品を集めたパノラマ部門に出品されていた。

 映画は、福島に慰問で訪れた若いドイツの女性が、震災で弟子を亡くした年配の芸者と出会い、心を通わせていく物語。昨年春に福島県南相馬市の仮設住宅などで撮影され、桃井が芸者役を演じた。

 ハイナー・カーロウ賞はドイツの著名な映画監督の名を冠した賞。国際アートシアター連盟賞は、質の高い芸術的作品に贈られる。(共同)

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2016年2月20日のニュース