唐沢寿明 ディーンに対抗心「ピューン・カラサワです」

[ 2016年2月16日 05:30 ]

ガッツポーズを決める(左から)伊藤淳史、唐沢寿明、高畑充希、及川光博、山口智充

 4月4日スタートのNHK次期連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜前8・00)に俳優の唐沢寿明(52)らが出演することになり、15日、東京・渋谷の同局で発表された。唐沢の朝ドラ出演は妻で女優の山口智子(51)と共演した「純ちゃんの応援歌」(1988年)以来、28年ぶり。

 高畑充希(24)演じるヒロインと創刊した雑誌「あなたの暮し」の編集長役。現在放送中の「あさが来た」ではディーン・フジオカ(35)が大ブレーク。唐沢は「僕はピューン・カラサワと呼ばれています」と笑わせた。

 「もともとの方(モデルになった雑誌“暮しの手帖”創刊者・花森安治さん)が変わっている人なので、僕で良かったのか分からないまま登壇しました」とジョーク連発。

 高畑が唐沢の出演について「凄く予想外。“出てくれるんだ!”と思いました」と話すと、「知名度を上げに来ました」とニタリ。制作統括の落合将チーフ・プロデューサーが起用理由を「カリスマ性」と断言した通り、大きな存在感で会見場の雰囲気を明るくしていった。

 唐沢にとって、朝ドラの思い出は深い。「純ちゃんの応援歌」が山口との交際のきっかけになった。「28年前、うちの奥さんにちょっかいを出した時、ヒロインを近くで見ていて、撮影の合間の取材やイベントなどで大変だと思った。(高畑はこのドラマで)もっともっと幅広い世代の人に知られ、有名になるでしょう」と半年間、重責を担う高畑にエールを送った。

 ほかに及川光博(46)、山口智充(46)、伊藤淳史(32)の出演が発表された。

 ▼あらすじ ヒロイン・小橋常子(高畑)は、父・竹蔵(西島秀俊)と母・君子(木村多江)の間に生まれた長女。父が亡くなった後、叔父(向井理)にも助けられながら、母と2人の妹(相楽樹、杉咲花)を、父親代わりの長女“とと姉ちゃん”として支えていく。

 戦後、焼け野原の東京で常子は出版社に入社。同社の敏腕編集者・五反田一郎(及川)から友人の天才編集者・花山伊佐次(唐沢)を紹介され、花山とともに女性のための実用雑誌「あなたの暮し」を創刊する。

 同誌は復興途上の日本の人々に生活の知恵を与え、高度経済成長期に一世を風靡(ふうび)する雑誌に成長していく。

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