関東連合の実態が携帯ゲームに…元幹部が監修「転落していく内容」

[ 2016年2月14日 07:56 ]

「Black Flower」の画面

 ところかまわぬ暴力行為などで新たな社会的脅威となった半グレ集団「関東連合」(解散)の実態を描いた携帯端末向けシミュレーションゲームが制作された。

 アプリサイト「Black Flower―関東連合の罠―」(15日販売開始)で、著書「いびつな絆」などで組織の実態を明らかにしてきた元幹部(工藤明男の名で作家活動)が監修。関東連合の成立過程から、OBメンバーたちが正業を持ちながら暴走族時代の縦横の結束のもと、抗争や暴力事件を繰り返してきた背景が分かる内容になっている。歌舞伎俳優への暴行事件や無関係の市民が犠牲となった六本木クラブ集団暴行死事件などをモチーフにしたとみられる部分もある。

 元幹部によると、不良が成り上がっていくストーリーのゲームではなく「どんどん人生を転落していく内容」。制作意図を「いまだに関東連合なんて名前を利用して悪事を働くヤツがいる。仲間の悪口を言い合うだけの、くだらなくてカッコ悪い集団であることを多くの人たちに知ってもらいたい」と話している。

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2016年2月14日のニュース