渡辺謙胃がん手術 今月初めに早期発見 2週間で復帰も

[ 2016年2月10日 05:30 ]

俳優の渡辺謙

 俳優の渡辺謙(56)が早期の胃がんで内視鏡手術を受けたことが9日、分かった。所属事務所が渡辺の直筆コメントとともに発表した。

 妻で女優の南果歩(52)に勧められ人間ドックを受診することにし、今月初めに長女で女優の杏(29)に紹介されたクリニックで胃がんが見つかった。8日に都内の病院で手術を受け、現在、入院しているという。

 米ブロードウェーのミュージカル「王様と私」(3月1日~4月17日、リンカーンセンター)に再び主演することが決定しているが、直筆コメントで「無理は禁物ではありますが、舞台に向けて鋭意準備を重ねております」と出演に強い決意をにじませた。事務所は「当初の出演予定から、遅らせる方向で調整している」と説明した。

 渡辺はこの日、自身のツイッターを更新。「いやぁ驚きました。妻が行ってと勧めた人間ドックで癌(がん)発見。かなり早期なので早々に手術しました」とつづった。「妻、そして人間ドックを紹介してくれた娘にも感謝です」と家族への感謝の気持ちをつづった。

 渡辺は1989年に急性骨髄性白血病を発症。94年にも再発した。

 ▼横浜市 福田医院・福田伴男院長 早期のがんの場合、自覚症状があることはまれなので、人間ドックを受けたことが非常によかったと思う。内視鏡手術で処置できたのなら、2週間程度で仕事に復帰することは可能。56歳なら回復力もある。ただ、無理は禁物。転移がないか、しっかりと経過観察をすることが大切になる。

続きを表示

この記事のフォト

2016年2月10日のニュース