松ケン「全身全霊」天才棋士役 昨夏から役作り、村山聖さん激似

[ 2016年2月3日 06:00 ]

映画「聖の青春」で実在の天才棋士・村山聖さんを演じる松山ケンイチ

 俳優の松山ケンイチ(30)が、映画「聖(さとし)の青春」(監督森義隆、今秋公開)で将棋の天才棋士を演じる。

 羽生善治名人(45)と同世代でライバルといわれ、98年に29歳でぼうこうがんのため亡くなった村山聖さんの生涯をつづったノンフィクション小説が原作。幼少期から腎臓の病気「腎ネフローゼ」を患い、むくんでいた村山さんになりきるため、昨年夏から数時間おきに食事を取るなどして増量した。

 原作を読み村山さんを演じることを熱望していたため「全身全霊をかけても足りない役」と気合十分。先月のクランクインまで東京将棋会館に通って将棋の腕を上げ、髪や爪が伸び放題だった村山さんの風貌もまね、師匠の森信雄七段(63)が「村山くんかと思った」と驚くほど酷似。松山は「必ず見る人の心に何かを残す」と自信を見せている。

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