琴奨菊V 瞬間最高29・2% 地元北部九州は38・0%

[ 2016年1月25日 10:03 ]

<大相撲初場所千秋楽>八角理事長から賜杯を渡された琴奨菊

 24日に放送されたNHK総合「大相撲初場所・千秋楽」が平均24・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率をマークしたことが25日、分かった。大関・琴奨菊(31=佐渡ケ嶽部屋)が初優勝。昨年の大相撲千秋楽は6場所とも20%超えがなかっただけに、日本出身力士の10年ぶりVに注目が集まった。

 24・0%は午後5時から60分間の視聴率。瞬間最高視聴率は午後5時27分の29・2%。横綱・白鵬が敗れ、琴奨菊が引き揚げる通路で、祝福される場面だった。

 琴奨菊の出身地、福岡県の北部九州地区は平均32・2%、関西地区は平均22・6%。瞬間最高視聴率は北部九州地区38・0%、関西地区24・8%だった。

 単独トップで千秋楽に臨んだ琴奨菊は、大関・豪栄道を突き落としで破り、14勝1敗とし、大関26場所目で初優勝。和製力士の優勝は2006年初場所の栃東以来。相次ぐケガで5度のカド番を経験した日本人大関は、祐未夫人(29)の支えもあって窮地を乗り越え栄冠をつかみ、場所後の披露宴に花を添えた。春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)で綱獲りに挑戦する。

 【2015年の大相撲千秋楽の平均視聴率】
 初場所=14・7%(1月25日)
 春場所=17・8%(3月22日)
 夏場所=19・2%(5月24日)
 名場所=14・5%(7月26日)
 秋場所=16・3%(9月27日)
 九場所=16・4%(11月22日)

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2016年1月25日のニュース