アカデミー賞選考会員 女性や少数派を倍増する改革案発表

[ 2016年1月24日 05:30 ]

 今年の米アカデミー賞の演技部門の候補計20人に黒人などマイノリティー(人種的少数派)の俳優が含まれず、2年連続白人だけとなったことで強い批判を受けた主催団体の映画芸術科学アカデミーが22日、候補者選考の投票などを行う会員のうち女性や少数派を2020年までに倍増する改革案を発表した。

 アカデミーは会員の構成を明らかにしていないが、ロサンゼルス・タイムズ紙の2012年の調査によると、約6000人の会員のうち94%が白人で77%が男性。今年の選考結果を受け、アフリカ系の映画監督、スパイク・リー氏や俳優ウィル・スミスが2月に開かれるアカデミー賞発表・授賞式のボイコットを表明するなどの反発が起きていた。

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