大阪・池田市「落語うぃーく」で春団治さん追善公演開催へ

[ 2016年1月22日 19:05 ]

三代目桂春団治さんを追悼する植樹式で、ハナミズキを植える関係者

 大阪・池田市民文化会館で開かれる「第4回いけだ落語うぃーく」(4月18~24日)の制作会見が22日、同所で開かれ、9日に85歳で亡くなった三代目桂春団治さんの追善落語会を最終日に開催することが発表された。

 池田市は初代が演じた落語の舞台になるなど歴代春団治一門と縁が深く、1998年には同市内の受楽寺門前に初代、二代目を顕彰する「春団治之碑」が建立された。2000年から「春団治まつり」が開かれ、13年からは同まつりも含め上方落語家が一堂に会する7日間のイベント「落語うぃーく」に発展した。

 今回は23、24日の「春団治まつり」のうち、24日を急きょ追善公演に変更。弟子の桂春之輔(67)は「桂文枝(上方落語協会)会長にも出演交渉したい」と語った。

 また、主催のいけだ市民文化振興財団の楠田治朗常務理事は、会場に隣接する豊島野公園に三代目春団治さんが好きだったハナミズキを植樹する計画を明かした。春団治さんが「ハナミズキの咲く時期に」と望み同まつりが4月開催である経緯も説明し、「落語うぃーく期間中に植樹できれば」とした。

 この日、同市では春団治さんを追悼するハナミズキ植樹式を五月山公園で開催。春団治之碑の傍らにもハナミズキが植えられており今後、落語の町・池田の春を彩るシンボルとなりそうだ。 

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