佐藤健 セカチュー超え狙う主演映画「勝たなくてはいけない勝負作」

[ 2016年1月20日 16:02 ]

主演映画「世界から猫が消えたなら」の完成報告会見に出席した佐藤健

 俳優の佐藤健(26)が20日、主演映画「世界から猫が消えたなら」(監督永井聡、5月14日公開)の完成報告会見を都内のホールで行った。

 累計100万部を突破したベストセラー小説の映画化で、佐藤は余命を知った郵便配達員と自身の姿をした悪魔の1人2役に挑戦。「小説はタイトルにひかれて、映画化の話がある前に読んでいて素晴らしいと感じた。映画も素晴らしく、僕のキャリアにとっても勝たなくてはいけない勝負作です」と言葉に力を込めた。

 悪魔との契約で、1日の命と引き換えに大切なものをひとつずつ失っていくという役どころで、「悪魔は、ティム・バートンの作品のように特殊メークでしょと思って、監督に言ったらすげえ引かれた」と苦笑い。悪魔は指が少しだけ長いというアイデアが採用されたが、「(アイデアが)どんどん削られていって、指だけ残った。恥ずかしいので、隠す方向でいきます」と照れた。

 撮影は2014年で、共演の宮崎あおい(30)とともにアルゼンチンの世界遺産に指定されている世界最大の瀑布・イグアスの滝でのロケも敢行。「その前に立てただけで満足。でも、2週間くらいいたけれど、2人とも和食を食べたくなりすぎてパソコンで和食の画像を見ていた時はヤバかった」と振り返った。

 2004年に興収85億円を記録した「世界の中心で、愛を叫ぶ」を手掛けた春名慶プロデューサーは「セカチュー、超えます」と堂々宣言。佐藤も、「ご存じのように今年はさる年ですが、僕にとっては猫年です。ありがとうございます」と満足げだった。

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