【お義父さんと呼ばせて】遠藤憲一が表情で泣かす 渡部篤郎はツッコミ新鮮

[ 2016年1月19日 11:14 ]

「お義父さんと呼ばせて」第1話の1場面(C)カンテレ

 俳優の遠藤憲一(54)と渡部篤郎(47)がダブル主演するフジテレビ「お義父さんと呼ばせて」(火曜後10・00)は19日、15分拡大でスタートする。

 「医龍」シリーズや「離婚弁護士」「アイムホーム」などで知られる脚本家・林宏司氏のオリジナル作品。中堅商社に勤める51歳の独身会社員・大道寺保(遠藤)が、51歳の大手商社役員・花澤紀一郎(渡部)の娘、23歳の美蘭(蓮佛美沙子)と交際。同い年のオッサン2人が「結婚したい男」と「結婚させたくない男」となり“仁義なき戦い”を繰り広げる姿をコミカルに描く。

 まずは遠藤の演技が素晴らしい。保は仕事で訪れたホテルで、挙式したばかりのカップルを見る。ソファーにやや浅く座り、ただ見つめる。セリフはないが、その表情が保の心情を雄弁に物語る。美蘭への思いを吐露するシーンもグッとくる。独身男性なら、なおさらかもしれない。

 対する渡部もいい。いわば、遠藤にツッコミを入れる立ち位置。どちらかと言えばクールなイメージがあるだけに、笑いを誘う姿は新鮮。「君にお義父さんと呼ばれる筋合いはない」と怒られた遠藤が違うフレーズで言い直し、渡部がツッコミを重ねるくだりは爆笑。脚本の林氏が軽妙な会話劇を生み、2人が見事に応えている。

 和久井映見(45)はフジテレビ「デート~恋とはどんなものかしら~」(昨年1月期)に続く母親役。良妻賢母だが、家族の誰も知らない秘密がある設定。今回も、いい味を出してくれそうだ。

 新川優愛(21)演じる花澤家の次女・真理乃はサバサバとした恋愛観を持ち、トラブルメーカーになる要素が満載。中村倫也(28)演じる花澤家の長男・葉理男も母親と同じく秘密を抱え、今後の波乱を予感。山崎育三郎(29)は遠藤の恋敵役。遠藤VS渡部以外の部分も楽しめそうだ。

 演出はフジテレビ「チーム・バチスタ」シリーズや「幽かな彼女」「素敵な選TAXI」テレビ朝日「アイムホーム」などの星野和成氏。

続きを表示

2016年1月19日のニュース