西川きよし がんだった 治療に専念 テレビ局は「代役を立てることで調整」

[ 2016年1月17日 05:30 ]

前立腺に腫瘍が見つかり休養することになった西川きよし

 吉本興業所属のタレント西川きよし(69)が前立腺がんのため休養に入ることが16日、分かった。関係者によると、週明けにも都内の病院に入院し、今週中に手術する。その後、ホルモン療法を行うとみられ、経過を観察する。1カ月ほど入院する見込み。がんのステージは初期で、2月中旬の仕事復帰を目指す。

 複数の関係者によると、きよしは昨年末ごろに病院で定期健診を受けた際に前立腺がんと診断されたという。テレビ局関係者は「病気のこともあってか、最近ではよく眠れない日もあったようです。そんな中でレギュラー番組を休んで治療に入ることを決めました」と語る。ステージは初期で、手術後は経過を観察しながら1カ月間、療養する。別の関係者は「手術すれば問題ないと聞いています。早期発見で本当に良かった」と話した。

 きよしは「検査の結果、前立腺に腫瘍が見つかり、薬での治療も考えましたが、病院の先生と相談し、今後のことを考えたら、早く除去する方がいいとのことだったので手術する決断をしました。手術についても事前に丁寧な説明を受けており、僕、ヘレン、家族みんなが安心してます」とのコメントを発表した。

 きよしは昨年12月29日に都内の池袋サンシャイン劇場で行われた寄席興行「東京グランド花月」に参加。年末年始のバラエティー番組にも出演しており、周囲の芸人や吉本関係者は「劇場であいさつをしても元気で普段通りだった」と驚きを隠せない様子だ。

 現在、日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW」(準レギュラー)や関西ローカルの番組に出演中。テレビ局関係者は「前立腺がんと聞きました。きよしさんが復帰されるまで代役を立てることで調整しています」と話している。

 前立腺がんの対処法としては、ホルモン療法や放射線治療があり、前立腺を全摘出することもある。初期症状がなく発見されにくいが、血尿など自覚症状がある場合もある。芸能界では、間寛平(66)が世界一周を目指したアースマラソンに挑戦中の10年に前立腺がんであることが判明し、米国で放射線療法を行い克服している。

 きよしはこの日、毎日放送(大阪市)のラジオ番組に出演。先日亡くなった落語家・故桂春団治さんについて話したが、自身の近況や体調については触れなかった。

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2016年1月17日のニュース