「報ステ」古舘後任は富川悠太アナで一本化 1月下旬にも決定

[ 2015年12月26日 05:36 ]

テレビ朝日「報道ステーション」降板を発表した古舘伊知郎氏

 古舘キャスターの「報道ステーション」降板発表から一夜明けた25日、テレビ朝日は後任について富川悠太アナウンサー(39)で最終調整に入った。1月中旬にも決定する。同局関係者は「年齢の割に報道の現場で十分な経験を積んでおり、バランス感覚もある。トップから現場まで富川氏を推す声が多い」と一本化に至った理由を明かした。

 古舘氏は降板会見で後任について「僕みたいに問題発言をしない人」「僕と同じようなアナウンサー系で前後左右みながらやっていくという線もある」と話しており、富川アナは合致するタイプでもある。

 同番組のリポーターでもある富川アナは、04年から全国を飛び回り、事件や事故、災害、時には台風リポートも行う。一日で国内のあちこちに出没することもあり、インターネット上では「年間移動距離は地球10周分はしてる」「富川アナって何人いるの?」などとフットワークの軽さに驚く声も多い。

 都立国立高時代は野球部に所属し、横浜国大では体育を専攻。入社後はほぼ報道・情報番組一筋。筋萎縮性側索硬化症(ALS)で闘病するいとこを取材したドキュメンタリー番組で、今年の日本民間放送連盟賞のテレビ教養部門で優秀賞を受賞している。

 06年に一般女性と結婚し、2人の男の子のパパ。お酒は飲めないが、社交的で人付き合いも良く、スタッフからの信頼も厚い。一緒に仕事をしたことのある局員は「とても温厚な青年。人の言うことをしっかり聞く」と話している。

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2015年12月26日のニュース