NHK放送総局長 好調朝ドラに「見事な完成度」他作品の奮起促す

[ 2015年12月16日 16:56 ]

NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインを務める波瑠

 NHKの板野裕爾放送総局長が16日、東京・渋谷の同局で定例会見を開き、高視聴率が続いている連続テレビ小説「あさが来た」(月~土曜前8・00)について「ますます頑張って皆さんに見ていただきたい」と力を込めた。

 ドラマは59話が4日に放送され、平均視聴率は27・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。2014年度前期「花子とアン」の最高25・9%、13年度前期「あまちゃん」の最高27・0%を抜き去った。

 好調の理由として放送時間が15分ということも関係あるのか?と報道陣から質問を受けると「1つの考え方としてあると思います。長い時間テレビの前に座っている方が減っているという指摘もある」と認め、「15分の中に山場があって、終わり方も明くる日も見たいと思わせる演出で見事な完成度だと思う」と評価するも「しかし、1時間ドラマがなかなか見てもらえないものかと言うとそうではない。1時間のドラマでもそれができるのではないか」と投げかけ、「現場の人たちにも頑張ってもらって、皆さんが見たいと思うものを提示したい」と他のドラマにも奮起を促していた。

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2015年12月16日のニュース