「鬼平犯科帳」シリーズ終了…節目150本目で28年の歴史に幕

[ 2015年12月16日 05:30 ]

長谷川平蔵を演じる中村吉右衛門(18日放送の「鬼平犯科帳SP」から)

 歌舞伎俳優の中村吉右衛門(71)が主演するフジテレビの時代劇「鬼平犯科帳」シリーズが来年末から2017年初頭に放送予定のスペシャル版で終了する。89年7月にスタート。シリーズ149本目となる「鬼平犯科帳スペシャル 浅草・御厩河岸」(今月18日放送)と、150本目の最終回をもって28年の歴史に幕を下ろす。

 江戸時代、「鬼の平蔵」と呼ばれた火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵の活躍を描く物語。同局によると、原作者の池波正太郎氏が「原作にないものはやってくれるな」との意向だったため、映像化可能な作品が少なくなり、複数の原作を組み合わせるなどの工夫も難しくなった。150本という節目に理想的な形で終了したいとの思いもあったという。

 吉右衛門は「鬼平をはつらつと演じられるうちにフィナーレを迎えるのが最善と思い、記念の150作となるのを機に決断いたした次第です」とコメントした。

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