サブちゃん感謝!菊花賞Vキタサンブラックの歌、CD出す!?

[ 2015年12月15日 05:30 ]

キタサンブラック菊花賞優勝記念祝賀会で会見に臨む北島三郎

 演歌歌手の北島三郎(79)が14日、競馬のG1「第76回菊花賞」(10月25日)を制した所有競走馬キタサンブラックの優勝祝賀会を都内で行った。

 菊花賞のジョッキー北村宏司騎手(35)、27日出走の有馬記念に騎乗する横山典弘騎手(47)ら競馬関係者や、馬主として07年にG1優勝経験がある歌手前川清(67)ら約200人が出席。北島は「6万人近い観衆の声がいまだに耳に残っている。50年あまり馬主をやって、誇りと勇気をもらえる馬に出合えた」とあいさつ。大きな拍手を受けた。

 会場ではキタサンブラックを題材にした曲「夢に向かって」が披露された。詩は75年のヒット曲「さらばハイセイコー」の作詞で知られる山田孝雄氏(69)から贈られたもの。G2セントライト記念で1着になった時に詞が浮かんだそうで、キタサンブラックと北島が夢を抱いて津軽海峡を渡る雄大なイメージで書き上げたという。

 北島がこの日のために作曲し1週間ほど前にレコーディング。山田氏も「めちゃくちゃ勇気が出る作品に仕上がった」と太鼓判。あくまで記念に作った曲で発売予定はないが、会場での反響ぶりに北島は「売れるかもしれないよね。(CD)出してみようかな」と話した。

 キタサンブラックは有馬記念にファン投票3位で出走する。菊花賞後に北島は、馬場で「まつり」を熱唱したが、「勝ったら、歌うしかないでしょう。まつりを!!」と宣言。「馬券を外した人も、一体になって祝福してくれた感激が残っている。万が一優勝したときに、競馬ファンの皆さんに“ありがとう”という気持ちで何かやらなきゃ俺らしくないでしょ」と熱唱を誓った。

 ▼さらばハイセイコー 75年1月1日発売。73年に地方から中央競馬に移籍し競馬ブームを起こした伝説の競走馬ハイセイコーの引退を記念した曲で、歌は主戦騎手だった増沢末夫氏。作詞は山田氏と小坂巌氏の共作詞で、作曲は猪俣公章氏。オリコンチャート最高4位を記録し、75年度の年間売り上げ枚数では37位のヒットになった。

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2015年12月15日のニュース