吉永小百合 菊池寛賞贈呈式で「ご縁感じる」中学時代の思い出語る

[ 2015年12月4日 19:56 ]

第63回菊池寛賞を受賞し、スピーチする吉永小百合

 第63回菊池寛賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が4日、東京都千代田区のホテルで開かれ、長年の原爆詩の朗読などで受賞した女優の吉永小百合(70)が「中学の時に演劇部でやった劇が(菊池寛作の)『父帰る』でした。ご縁を感じています」と喜びを語った。

 吉永は、来年で30年となる朗読活動を振り返り「稚内から沖縄まで参りましたが、スタッフの方々がボランティアで支えてくれました」と感謝。賞金は、東日本大震災で被災した東北3県の児童・生徒からなる「東北ユースオーケストラ」の演奏会のために使うと話した。

 戦争や昭和史を描くノンフィクションが評価された作家の半藤一利さん(85)は「(受賞は)早く引っ込めという宣告かと思ったが、どっこいそうはいかない。体はまだ丈夫。こんちくしょうと頑張ろうと思う」と笑わせた。

続きを表示

2015年12月4日のニュース