宝塚月組、朝美絢が2度目の新公主役「一人の人間として生き抜けた」

[ 2015年12月1日 21:05 ]

最後の新人公演で主演を務めた朝美絢(右)と叶羽時

 宝塚歌劇団月組公演「舞音―MANON」の新人公演が1日、兵庫・宝塚大劇場で行われ入団7年目のホープ、朝美絢(あさみ・じゅん)が2度目の新公主役を務めた。

 同作はオペラ「マノン・レスコー」を元にしたミュージカルで、男役として高音域も求められる難役。昨年の「PUCK」に続いての主役となった朝美は「役に集中し過ぎてセリフが飛んでしまったところもあったけれど、クライマックスに向けて一人の人間として生き抜けた」と胸を張った。今回が最後の新公主役ということもあり、終演後の舞台あいさつも務めた朝美は「稽古場ではそれぞれが、それぞれに成長しているなあ、と感じる毎日でした。最後の新公でこの役に出合い感謝の気持ちでいっぱい」と話し、超満員の客席から割れんばかりの拍手を受けた。

 またヒロイン、マノンを演じた叶羽時(かのは・とき)は今回が初ヒロインとは思えぬほど堂々とした演技で魅了。「舞台ってやっぱりすごく楽しいんだな、と改めて感じました」と強心臓ぶりを披露していた。

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2015年12月1日のニュース