吉永小百合、息子役の二宮和也を称賛「天才、フェアリーのよう」

[ 2015年11月22日 19:50 ]

映画「母と暮せば」完成披露試写舞台あいさつに登壇した吉永小百合

 女優の吉永小百合(70)が22日、東京・丸の内ピカデリーで行われた映画「母と暮せば」(12月12日全国公開)の完成披露試写舞台あいさつに、嵐の二宮和也(32)らとともに登壇した。

 終戦後の長崎を舞台に、原爆で死んだ息子と母親の日々を、はかなくも優しく描いた山田監督初のファンタジー作品である同作で、母親役を演じた吉永は、息子役である二宮を「一言で言えば天才」と言っていたそうで、「監督から難しい注文が出るんですけど、それを受け止めて次のテストにはできちゃう。軽やかでリズミカルで、男性なんですけどフェアリーのように演じていました」と説明して二宮を絶賛し、それを受けて二宮は「早速改名しようと思います。フェアリー和也に」と上機嫌でコメントし、会場を沸かせた。

 一方、亡霊の息子としてほとんどの時間を吉永と撮影していたそうで、二宮しか知らない吉永の部分を聞かれると「すごく優しい方で、フェアリー(二宮)の情報を毎週更新されていくんです。嵐の番組とかも毎週見てくださったりして、そういうところはさすがだなあって思いましたね」と感心していた。

 また、同作のストーリーにかけて、亡霊でも会いたい人、会ってみたい人を聞かれると、吉永は「父に会いたいです。事故みたいな形で他界して何も声をかけてあげられなかったので…」としみじみと回顧し、二宮は「第1号の映画の現場を見てみたいですね。松竹の1年目の第1号の作品の現場とかに行ってみたいですね」と想像して、目を輝かせていた。このほか、同舞台あいさつには黒木華(25)、浅野忠信(41)、加藤健一(66)、本田望結(11)、山田洋次監督(84)も登壇した。

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