オダギリ、新たな代表作に手応え「今までのどの作品より美しい」

[ 2015年11月14日 14:07 ]

映画「FOUJITA」初日舞台あいさつに出席し、男性からの声援に苦笑いのオダギリジョー

 俳優のオダギリジョー(39)、女優の中谷美紀(39)が14日、都内で映画「FOUJITA」初日舞台あいさつに出席した。

 フランスと日本、2つの国と文化を生き、戦争に翻弄された稀代の画家・藤田嗣治の半生を描く作品。藤田を演じたオダギリが紹介されると、客席から男性の声で「オダギリさ~ん」という声援が飛んだ。これに対し、オダギリは「黄色くない声援ありがとうございます」と感謝しながらも苦笑い。「今ので言いたいこと飛んじゃった」と語り、会場の笑いを誘った。

 完成した作品を見て「自分が演じている姿が今までのどの作品より美しく見えた」とメガホンを取った小栗康平監督(70)の演出に感謝し、「今まではわりと『東京タワー』のオダギリジョー、って言われてたけど、これからは代表作を『FOUJITA』にしてもらえれば」と手応えを語っていた。

 藤田の5番目の妻を演じた中谷とはセリフを交わす共演は初めてとのことで「同い年なんですよ。ずっと『ケイゾク』とか見てて、素敵な女優さんだと思ってたので、共演できてうれしかったです」と喜んでいた。

 小栗監督は「パリでとても不幸なことがありました」と現地時間13日に起きた多発テロについて触れ、「(映画で描いた時代から)100年近く立ってますが、今に結びつく問題がこの映画にはあるんだろう」と考えを巡らせたことを明かしていた。

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