高橋克典“イクメン侍”役に育児経験生かす「おっぱいあげる以外やった」

[ 2015年11月4日 16:21 ]

NHKBS時代劇「子連れ信兵衛」の会見に出席した高橋克典と小島梨里杏

 俳優の高橋克典(50)が4日、主演するNHKのBS時代劇「子連れ信兵衛」(13日スタート、毎週金曜後8・00)の同局で行われた第1話の試写後に会見した。

 他人の赤ん坊を育てるはめになった長屋暮らしの浪人という“イクメン侍”松村信兵衛役に挑戦している高橋。撮影を始めて1カ月余りがたち、自身も7歳の長男がいるため「育休も取って、おっぱいをあげる以外大体のことはやったので、少しは役に立っていると思います」と胸を張った。

 原作は山本周五郎の「人情裏長屋」で、撮影は京都の松竹撮影所で行われており「京都の職人さんは、昔ながらの高みを目指しクオリティーをキープしている。伝統芸能であり日本文化のひとつ。時代劇の火を消さないために、つないでいかなくてはという思いでやっている」と気合いも十分。さらに、「昭和に子連れの大きな作品がありましたが、現代的な解釈を入れた子連れものとして、挑戦の毎日だが楽しんでもらえるキャラクターと芝居の質を目指している」と力強く語った。

 信兵衛の世話を焼くヒロインのおぶん役に抜てきされた小島梨里杏(21)は、「初めての時代劇で京都と、初めてづくしで最初は緊張しましたが、信兵衛さんを思う気持ちを大切に演じています」と初々しい笑顔。ここで、笹野高史(67)が「ダメダメ、(高橋は)結婚しているからね」と横ヤリを入れられ、「克典さんにも恋しそう」と照れることしきりだ。

 小島が出演した戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」を高橋の長男が見ていたこともあって、「お子さんが応援してくれていたことは後から知りましたが、壁はなかったと思います」と信頼を置いている様子。高橋も「ドキドキは分かったし、日々リラックスしていっている。めいっ子みたいな感じだし、2人が不思議な感じ。“レオン”の2人(ジャン・レノとナタリー・ポートマン)のような関係に見えたらいいかな」と話していた。

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