ハリポタ“新作”邦題決定 原作J・K・ローリング氏が初の映画脚本

[ 2015年11月4日 05:38 ]

「ハリー・ポッター」シリーズの新作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の原案となった「幻の動物とその生息地」

 世界中で大ヒットした映画「ハリー・ポッター」シリーズの新作のタイトルが決まった。「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で、来年冬に公開される。

 ハリー・ポッターらが通う魔法学校の授業で使われていた教科書「幻の動物とその生息地」の著者を主人公にしたスピンオフ作品。ハリポタの物語が始まる70年前の米ニューヨークが舞台で、3部作となる予定だ。

 11年公開の第8作でハリポタが完結して以来、5年ぶりとなるファン待望の新シリーズ。タイトルは、全世界約60カ国で日本時間4日早朝に同時発表。米英など大半の国では原題「Fantastic Beasts and Where to Find Them」(幻の動物とその生息地)を採用したが、日本では独自のタイトルに決定。配給のワーナー・ブラザース映画は「未知の動物に魅了され、夢と希望を胸に世界中を旅する魔法使いの姿と壮大なスケールを感じてもらえればと決めた」と説明した。

 原作のJ・K・ローリングさんが初めて映画の脚本も担当。教科書を執筆した魔法動物学者ニュート・スキャマンダーが、旅先でさまざまな魔法動物を見つけるスリリングでファンタジックな内容。主演は今年「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したエディ・レッドメイン(33)が務める。

 ローリングさんは大のラグビー好きで、W杯で日本代表が南アフリカに逆転勝利した際にはツイッターで「こんな筋書きは書けない」と称賛。ハリポタに登場したほうきに乗って行う球技「クィディッチ」はラグビーの要素もあり、新作でもラグビーを取り入れたスポーツなどが登場する期待も高まる。

 ▼「ハリー・ポッター」 97年に「ハリー・ポッターと賢者の石」が世界的ベストセラーとなり01年に映画化。小説は07年発売の第7巻で完結。映画の世界興収はシリーズ累計で約77億2400万ドル(約9269億円)。日本では第1作「ハリー・ポッターと賢者の石」がシリーズ最高の興収203億円を記録し、日本歴代興収4位。新作の監督は、第5~8作でメガホンを取ったデイビッド・イェーツ。

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