「堀越勸玄にございます」海老蔵長男 笑いも誘い上々の初舞台

[ 2015年11月1日 17:27 ]

 歌舞伎俳優・市川海老蔵(37)の長男・堀越勸玄くん(2)が、1日に幕を開けた歌舞伎座11月公演「吉例顔見世大歌舞伎」の「江戸花成田面影(えどのはななりたのおもかげ)」で初お目見えを飾った。

 海老蔵の祖父、勸玄くんにとっては曾祖父に当たる十一世市川團十郎の没後50年の追善興行。片岡仁左衛門(71)らに手招きされ、海老蔵に手を引かれた紋付きはかま姿の勸玄くんが花道に登場すると、満席の会場からは「成田屋」の掛け声と同じくらいの「かわいい」の声とともに盛大な拍手が沸き起こった。

 舞台中央に正座したものの、客席に向かって斜めになっていたため海老蔵が“方向修正”し、笑いが起こるほほ笑ましい光景も。「せがれの初お目見えとあいなりました。勸玄、皆さまにごあいさつを」と父に促され、「堀越勸玄にございます」と元気にあいさつすると、会場はひときわ大きな拍手に包まれた。

 坂田藤十郎(83)による手締めでも、リズムは若干ずれたものの一生懸命拍子を打った勸玄くん。だが、藤十郎がその顔を触ろうと近づくと、化粧をした顔に驚いたのか少し後ずさりして、会場の温かい笑いを誘っていた。

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2015年11月1日のニュース