TBS社長 「下町ロケット」に期待「半沢直樹を超えてほしい」

[ 2015年10月28日 16:07 ]

TBS

 TBSの武田信二社長(63)が28日、東京・赤坂の同局で定例会見を行い、好スタートを切った日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)について期待感を口にした。

 俳優の阿部寛(51)が主演を務める同作は、同枠で放送され、最終回42・2%という驚異的な数字を叩き出し、社会現象にまでなった「半沢直樹」と同じ池井戸潤氏の直木賞受賞作の連続ドラマ化。宇宙科学開発機構の元研究員で、実家の町工場・佃製作所を継いだ佃航平(阿部)がロケットのエンジン開発に情熱を注ぐ姿を描く感動エンターテインメント巨編。

 初回(18日)の16・1%でスタートし、第2話(25日)はそれを上回り、17・8%と好調な滑り出しを見せている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。好スタートに「文字通り、ロケットスタートとなった。今後が楽しみ」と満足の表情を見せた武田社長。「いじめられて、それを跳ね返すのはやっぱりスカッとする。今回のほうが(半沢直樹の)銀行という舞台よりは広いのかな。共感できる舞台設定」と好調の理由を分析し、視聴率的には「もちろん『半沢直樹』を超えてほしい」と40%を獲得した半沢超えに期待感。「1回目より2回目が良かったのがいい兆候だろうと思う。スタッフには半沢直樹の…という激励はしている」と余裕の笑みを浮かべた。

 編成担当の津村昭夫取締役は「非常に好調な形で推移。日曜の夜には元気になるドラマを届けたいという思いで作っており、そういう意味ではいい結果が出せているのかなと」と好成績に安ど。改めて日曜劇場という枠について「家族で日曜日に見て、元気が出るというドラマであってほしい。テレビドラマとして充実したものを自信を持って送り届けたい」とし、NHK大河ドラマへの対抗意識は「特にないです。ドラマという大きな世界においていいものを出したいという思いだけ」と話した。

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