鎧塚氏、なお美さんの病気にも触れ…「がんのえさ」糖質制限訴える

[ 2015年10月27日 16:55 ]

イベント「おいしい健康 共創フォーラム」に出席した鎧塚俊彦氏

 パティシエの鎧塚俊彦氏(50)が27日、都内で行われた食イベント「おいしい健康共創フォーラム」に出席し、大豆や豆乳を使った「ヘルシースイーツプレゼンテーション」を行った。

 低糖質スイーツに力を入れているという鎧塚氏は「20年くらい前にウィーンで働いているときに、どのお店にも低糖質スイーツはあって、日本のスイーツは世界のトップレベルにいると思うんですけど、そういう分野は遅れている」と指摘し、「直接、糖質が問題ではないのですが、僕は左目を悪くしたり、妻(の川島なお美さん)ががんにかかったりして、改めて健康を維持することの大事さ意識するようになった」と経緯を明かした。

 また、北里研究所病院の教えを基に、スイーツに落とし込んでいるという鎧塚氏は、「がんのえさも糖質で、昔は脂質を取り過ぎるとよくないと言われましたが、今の糖質を減らした方が健康にいいということが主流になっているので、糖質制限が一番の課題になっています」と提唱したが、「ケーキなんか食べないほうがいいんじゃないかと思われるかと思いますが、健康維持は短期的ではダメ。長い目で見てどうなっているかが大事で、ムリをせずに美味しいものを食べて楽しんで生きるということが大事だと思います」と思いを語った。

 低糖質スイーツをブームにしたくないという鎧塚氏は「お店の商品をすべて低糖質化しようとは思っていないです。砂糖たっぷりのケーキを食べることが自分へのご褒美という考え方も合っていると思います」とパティシエとしての思いを語り、「(低糖質スイーツを)選択肢の1つとして定着させたい。そのためにはちゃんと美味しいものを作っていくことが大事だと思っています」と熱く語った。

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