吉永小百合、山田洋次監督を祝福「いつまでも山田学校の生徒でいたい」

[ 2015年10月26日 20:43 ]

SAMURAI賞を受賞した山田洋次監督(右)と祝福に駆け付けた吉永小百合

 山田洋次監督(84)と香港のジョン・ウー監督(69)が、東京国際映画祭が選出する「第2回SAMURAI賞」を受賞し26日、同映画祭の「歌舞伎座スペシャルナイト」での授賞式に出席した。

 新しい映像表現を切り開いてきた映画人の功績を称えるもので、山田監督は「素晴らしい賞で大変光栄なこと。でも、SAMURAIのような勇ましいものは撮っていないので、ジョン・ウー監督の方がふさわしい。心からお祝いしたい」と、アクション映画で鳴らす“後輩”を称賛。ウー監督も、「最も尊敬する日本映画の師と共に受賞できるのは名誉なこと。愛と人間性に満ちあふれた普遍的な作品に、今もインスパイアされ続けています」と応じた。

 12月12日公開の最新作「母と暮せば」に主演の吉永小百合(70)が花束を持って駆け付け、「私にとっては山田学校の校長先生であり、人生の師匠。撮影の合間にいつも楽しい話をしていただき、そのひとつひとつがいつも心に残るんです。いつまでも生徒でいたい」と祝福。山田監督は、「吉永小百合さんは一緒にいると、大事なことをちゃんと言わなきゃいけない、ウソをついちゃいけない気持ちにさせられる。だから、ついつい一生懸命いいことを言っちゃうんです」と照れることしきりだった。

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