未唯mie 亡き寺山修司さんに思いはせる「ものすごい衝撃だった」

[ 2015年10月24日 18:23 ]

東京国際映画祭の特集で寺山修司さんへの思いを語る未唯

 歌手でタレントの未唯mie(57)が24日、詩人・演出家・映画監督の故寺山修司さんの生誕80年を記念した第28回東京国際映画祭の企画「TERAYAMA FILMS」で、1979年の監督作「草迷宮」上映後にトークショーを行った。

 未唯は生前の寺山さんと交流はなかったが、84年の一周忌公演「時代はサーカスの象にのって」に出演。「こういう世界があるのかと、カルチャーショックを受けた。それまで生きてきた中では知らないだったので、ものすごい衝撃だった」と振り返る。

 その後も、寺山さんが子供向けに書いた戯曲「星の王子さま」、音楽劇「宝島」などにも出演。今月12日には「冥土への手紙 寺山修司生誕80年記念音楽祭」にもゲスト出演するなど、その世界観を体現してきた。

 「草迷宮」はフランスからオリジナルネガを取り寄せ、撮影の鈴木達夫氏が中心となってデジタルで修復。初めてスクリーンで見た未唯は、「色鮮やかで、モノクロとのコントラストもはっきりしていますね。寺山さんは幅が広すぎて想像しづらい人だけれど、人の死を見つめ、痛みを掘り下げたところを見せてくれるような印象です。これからも機会があれば、寺山さんの世界にふれていきたい」と話していた。

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2015年10月24日のニュース