【オトナ女子】大人は胸キュン必至?篠原涼子と江口洋介が丁々発止

[ 2015年10月15日 10:05 ]

「オトナ女子」第1話の1場面(左から江口洋介、篠原涼子)

 女優の篠原涼子(42)が2年半ぶりに連続ドラマの主演を務めるフジテレビ「オトナ女子」(木曜後10・00)は15日、15分拡大でスタートする。

 いくつになっても「女子」でありたい――。40歳の独身女性3人が時に傷つけ合い、励まし合いながら、本当の幸せを探し求める姿をリアルに描く。1990年代のトレンディードラマで育った世代なら、胸キュンすること請け合い。

 中原亜紀(篠原)は恋愛アプリを手掛ける会社のキャリアウーマン。デビューを目指す年下のミュージシャン・伸治(斎藤工)と暮らしているが、伸治に尽くしすぎ、幸せをつかめずにいた。心を許せるのは、同い年で独身の女友達。フラワーショップオーナーの大崎萠子(吉瀬美智子)と、バツイチで3人の息子がいる坂田みどり(鈴木砂羽)だけだった。

 アラフォー向けの恋愛アプリ開発に取り組む亜紀は、10年以上前に恋愛ドラマで何本もヒット作を生み出した脚本家・高山文夫(江口洋介)にゲームの監修を依頼しようと企画。亜紀は高山が入り浸っているカフェを訪れるが、企画書を見るなり、高山は「いい年して胸キュンもない」「40歳は女子とは言わない」と取り付く島もない…。

 男性目線からすれば、磨きのかかった篠原の色っぽさに目が行きがちだが、女子会シーンなどで語られる“本音”のセリフは女性の共感必至と思われる。

 赤裸々な言葉を紡ぐ脚本家は女性か…と思いきや、フジテレビ「結婚できない男」やNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などで知られる尾崎将也氏。綿密なリサーチがあったのか。今回はオリジナル脚本というから、その筆力に驚いた。

 江口演じる高山の「今は鳴りを潜めた恋愛ドラマの脚本家」という設定、偏屈者というキャラクターが心憎い。尾崎氏は自身を投影しているのか。高山が語る名作映画のトリビアが楽しく、亜紀(篠原)との丁々発止のやり取りはさらに楽しい。

 コメディータッチで進みながら、終盤には性別を問わず胸に突き刺さるような“人生訓”も。ドラマの深みを増している。

 演出は「医龍4」「ラスト・シンデレラ」などの田中亮氏、「ディア・シスター」「医師たちの恋愛事情」などの関野宗紀氏。

続きを表示

この記事のフォト

2015年10月15日のニュース