阿部寛 主演ドラマ「下町ロケット」に自ら感涙「年とって涙もろく…」

[ 2015年10月12日 17:17 ]

TBS「下町ロケット」完成披露会に出席した(左から)吉川晃司、阿部寛

 俳優の阿部寛(51)が12日、TBSの主演ドラマ「下町ロケット」(18日スタート、毎週日曜後9・00、初回2時間スペシャル)の第1話の都内で行われた完成披露試写会に出席。上映後に共演の土屋太鳳(20)、吉川晃司(50)らと舞台あいさつに立った。

 「半沢直樹」シリーズで知られる作家・池井戸潤氏の直木賞受賞作が原作で、阿部はロケットのエンジン開発に情熱を注ぐ元技術者で実家の町工場を継いだ社長役。連続ドラマ主演は3年ぶりで、「自分の粗ばかり見えてしまうので見たくなかったけれど、泣きました。皆の総力で作られている。出られて良かったと思うくらい素晴らしい。感無量です」としみじみ話した。

 町工場は契約の打ち切りや特許侵害訴訟などで、大手企業の買収を受け入れざるをえない状況にまで追い込まれるが、工場の経理部長役の立川談春(49)に諭される第1話のクライマックスでは、「現場でも大泣きして、今見ても感極まった。最近、年をとって涙もろくなっている」と照れ笑い。それでも、「工場の社長や部長に話を聞いていると、知らないことがたくさんあって勉強になっている。仕事に誇りを持って、必死になって生き抜いている感じというんでしょうか。そういう部分を生身で表現していきたい。僕自身も期待が膨らんだ」とさらなる意欲を語った。

 一方、国産ロケット打ち上げの使命を帯びた巨大企業の宇宙開発事業部長を演じる吉川も、「ちょっと遅れたので、メークをしながら見て後でちゃんと見ればいいと思っていたけれど、めちゃくちゃ面白くて全部見ちゃった。今もトイレに行きたかったのに、そのまま(ステージに)上がっています」と苦笑い。社長役は杉良太郎(71)と懇意になったそうで、「ものすごく仲良くなって、十手の使い方教わっちゃった」とうれしそうに語り、会場の笑いを誘っていた。

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