「島耕作」弘兼憲史氏が猫キャラ製作 キティちゃんをライバル視

[ 2015年9月29日 17:03 ]

新キャラクター発表会を行った、弘兼憲史氏

 漫画「島耕作」シリーズで知られる漫画家・弘兼憲史氏(68)が29日、都内で新キャラクター発表会を行い、中高年をターゲットにしたキャラ“俺クロ”を披露した。

 トレンチコートを着た黒猫というデザインの「俺クロ」は、中高年を応援するキャラクターとして弘兼氏が書き下ろしたもので、性別はオス、口癖は「まあいいか」「それがどうした」、好きな女優は「入江たか子」、好きなものは「バーボン」、嫌いなものは「計画」などの絶妙な設定がある。今後、中高年世代をターゲットにした新しい商品やサービス、キャンペーン用にライセンス展開していくという。

 弘兼氏は「猫キャラといえばキティちゃんですが、女の子の可愛らしさというコンセプトのあるキティちゃんとは対照的に、生意気でゆるいキャラクターを基本に考えた」とハローキティをライバル視。さらに「トレンチコートに緩んだネクタイは刑事コロンボをイメージ。名前も色々と案があったけれど、“ユニクロ”に似ていて覚えてもらえるかなと思って“俺クロ”にしました」とジョークまじりに紹介した。

 商品化第1弾として、弘兼語録入り俺クロ・カレンダーの発売が決定しており「日本は長寿国家なので高齢者はどんどん増える。この層はお金持ちなのでマーケットとして狙わない手はない。日本のマーケットも活性化するはず」と新キャラの広がりに期待した。

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2015年9月29日のニュース