月収320万→6万に…藤崎マーケット、屈辱をパワーに再ブレーク誓う

[ 2015年9月28日 12:00 ]

キングオブコント決勝に意欲をみせる藤崎マーケットの田崎佑一(左)とトキ

 天国と地獄を味わったコンビ「藤崎マーケット」が、初の決勝進出を決めたコント日本一決定戦「キングオブコント」(10月11日)への意気込みを語った。

 全国区返り咲きへ“持ってこい”の全国ネットの賞レース。トキ(30)は「僕のモチベーションは復讐(ふくしゅう)。見返したい」、田崎佑一(34)も「東京の人たちからすると、ボクらには空白の7~8年があると思う。その間、何してたんや、というのを見せたい」と力を込めた。

 NSC大阪26期生で05年10月に結成。06年、リズムネタ「ラララライ体操」で大ブレークしたが、一発屋の悲劇に見舞われた。08年には仕事が激減。最高月収320万円から6万円まで落ち込んだ。東京のテレビ関係者には「お前らはラララライだけやってればいいんだ」と暴言を浴びせられ、ネットでは死亡説まで流れたほど姿を消した。

 自暴自棄になったトキは仕事での遅刻を頻発。田崎から解散を切り出されたこともあった。改心するため禁酒&禁煙、井岡弘樹ボクシングジムに入門した。仕事がなかったため連日ジムに通ったところ、弘樹会長が「あいつプロ目指してんのか」と勘違いし、そのままマスコミに情報が“流出”。「トキがプロテストを受験するらしい」との噂が立ったほど心身を鍛えたほか、劇場出番を中心に腕を磨き底力を蓄えてきた。

 最近は後輩コンビ「8・6秒バズーカー」と一緒に営業へ駆り出され、「ラッスンゴレライ」のモノマネをやらされることも。トキは「8・6秒のファンからはコバンザメとか言われた。見とけよ」、田崎は「東京に対する苦手意識を持つようになってしまったが、キングオブコントで結果を残し克服したい」。屈辱をパワーに、再ブレークを誓う。

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2015年9月28日のニュース