嵐 タモリに謝罪していた…復興支援コンサート影響でヨットレース中止

[ 2015年9月20日 05:38 ]

 嵐の東日本大震災復興支援コンサート「Arashi Blast in Miyagi」が19日、ひとめぼれスタジアム宮城(宮城県利府町)でスタートした。4日間で計20万8000人を動員する一大公演。シルバーウイークの初日も重なって、宿泊施設や交通機関は嵐ファンと行楽客で大混雑した。

 これを見越して20、21日に仙台市で開催予定だった日本質的心理学会が10月に延期され、20日に予定されていたヨットレース「タモリカップ東北大会」が中止になった。公演前の取材対応で二宮和也(32)は「タモリさんには直接謝りました。でも“嵐のせいじゃないから気にしないで。嵐の方が先に決まってたんだから”と笑っておっしゃってくれました」と明かした。宮城県の招致を受け、実現した公演でもあり「知事に“来てくれ”と言われてここにいる。復興支援の一環として、ここで興行をすることが僕らの最大の使命」と思いを語った。

 公演に合わせてJR東日本は東北新幹線を臨時増便。会場最寄りの利府駅と仙台駅を結ぶ東北本線でも、臨時列車や車両を増やした列車を走らせる。会場へのシャトルバスは期間中、延べ2500台が運行する。

 ステージは過去のヒット曲を中心に構成され、5人で機材に乗ってフライングする新演出や1600発の花火で観客を魅了。地元高校生との合唱やお祭り「すずめ踊り」とのコラボレーションなど、メンバーが被災地復興の思いを込めて企画した地元住民との共演も実現した。嵐が同県内で公演を行うのは07年以来で、震災以降は初めて。櫻井翔(33)は「僕らと一緒に笑顔で歩んでいきましょう」と5万2000人のファンに呼び掛け、松本潤(32)は「宮城の皆さんが元気になってくれるとうれしい」と語った。

続きを表示

2015年9月20日のニュース