本田望結 初主演映画で中村玉緒と共演「大切な時間過ごした」

[ 2015年9月8日 19:21 ]

映画「ポプラの秋」舞台あいさつ付き特別試写会に登壇した本田望結

 人気子役の本田望結(11)が8日、都内の映画館で自身初の主演映画「ポプラの秋」(19日公開、シネスイッチ銀座ほか)の舞台あいさつ付き特別試写会にメガホンを執った大森研一監督(40)らと登壇した。

 父を失い、傷ついた少女(本田)が天国に手紙を届けることができるという大家のおばあさん(中村玉緒=76)が営むポプラ荘に引っ越し、亡き父への思いを手紙つづりながら次第に心が癒されていく感動作。本田にとって本作は映画初主演作で、国内での試写はこの日が初めてとあって「見てもらえてすごくうれしい」。本田が本作の舞台あいさつに立つのは第18回上海国際映画祭の時以来。中国語でのスピーチも長文で再現すると、「現地でもものすごい拍手だった」(大森監督)というように、会場からも大きな拍手が沸き起こった。

 本作の撮影は昨年5月~6月にかけて岐阜県の飛騨高山で行われた。「楽しかったし、街の方も優しくて、お食事も美味しかった。飛騨高山には初めて行かせてもらったんですけど、夜ご飯に飛騨牛カレーを食べて、すっごいおいしかったです。ホテルの温泉には毎日入ってました」とニッコリ。映画に象徴的に登場するポプラの木については「ポプラの木は撮影でも多く出てくるんですけど、一人のキャストと言ってもいいぐらい。今でも元気なんです」と話した。

 イベントでは、撮影現場でも玉緒から夫の勝新太郎さん(享年67)との思い出話を聞いていたという本田が玉緒からの天国の亡き夫への手紙を代読すると「すごくドキドキしました」と笑顔。「中村玉緒さんにはプレゼントをいただり、本当にお世話になりました。私も勝新太郎さんの思い出話をしていただいたんですけど、その時はパパと呼んでらっしゃいました。玉緒さんとの撮影は本当に楽しかったし、ずっと京都弁でお話させてもらったり、大切な時間を過ごさせてもらいました」と話した。

 【中村玉緒がつづった亡き夫・勝新太郎さんへの手紙】

 勝新太郎様「ポプラの秋」という映画で天国に手紙を届けられるという大家さんを演じたので、玉緒さんだったら天国の勝さんにどんな手紙を書きますか?とよく聞かれます。花旅をゆっくりしたかったと思います。あと、ハリウッド映画に進出させてあげたかったと、今、海外で活躍されている方を見る度に思います。玉緒

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