「京都国際映画祭」に又吉コーナー特設 「火花」表紙画など展示

[ 2015年9月8日 07:50 ]

京都国際映画祭のイベントに出席した(左から)「ピース」の又吉直樹、綾部祐二と板尾創路

 吉本興業が企画協力する「京都国際映画祭」(10月15~18日)のプログラム発表会見が7日、京都市内で行われ、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(35)の芥川賞受賞作「火花」の表紙画などを展示するコーナーが特設されることが発表された。

 映画祭にも芥川賞効果だ。同映画祭は「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマにしており、特設されるのは「又吉直樹ד文学”の世界」と題したスペース。発行部数200万部を超えた「火花」のカバー絵にもなっている、画家の西川美穂さんが11年に発表した縦横1・6メートルの原画が関西で初めて披露される。さらに、又吉が創作し、書道家の田中象雨さんが書をしたためた、奇想天外な「新・四字熟語」10数点も飾られる。

 この日、会見の司会を務めた又吉は、自らの展示スペースについて「おケガなく安全に過ごし、作品も楽しんでほしいです…」と意味不明にPR。相方の綾部祐二(37)から「先生、またあなたとの格差を感じてしまいましたが、僕の聞き間違いでしょうか?何ですか、おケガって。バカみたいなコメントはいいですよ」と突っ込まれ、タジタジとなっていた。

 又吉展は、10月上旬から映画祭最終日の18日まで誓願寺(中京区)で開催。映画祭は昨年、3日間で4万人を動員した。又吉のスケジュールは未定だが、期間中に展示コーナーを訪問する可能性もあり“又吉効果”も見込めそう。関係者は、「又吉さんはもちろんですが、映画やアートの展示など見どころ十分。たくさんの人に来ていただきたい」と期待した。

続きを表示

2015年9月8日のニュース