海老蔵、愛之助 初顔合わせで「勧進帳」上演、顔見世演目を発表

[ 2015年9月5日 15:28 ]

 京都の年末を彩る「吉例顔見世興行」(京都南座、11月30日~12月26日)の演目発表会見が5日、大阪市内で行われ市川海老蔵(37)片岡愛之助(43)中村壱太郎(25)と次代を担う歌舞伎俳優が、初顔合わせで「勧進帳」を上演することなどが発表された。

 今年1月、大阪松竹座で幕を開けた四代目中村鴈治郎(56)襲名披露を締めくくる今回の顔見世。成駒家(鴈治郎家)のお家芸・玩辞楼十二曲の内の「河庄(かわしょう)」(昼の部)や、「土屋主税(つちやちから)」は鴈治郎と片岡仁左衛門(71)と上方歌舞伎の大看板での顔合わせが実現。海老蔵は同時期、京都の撮影所で撮影が入っているそうだが「どうしても出演したい」と弁慶での「勧進帳」(夜の部)出演を決めたという。愛之助は「勧進帳」の富樫、「土蜘(つちぐも)」(昼の部)など出演俳優中、最多5演目に出演する。壱太郎の「勧進帳」義経は初役。

 他に坂田藤十郎(83)、片岡秀太郎(73)、中村橋之助(50)らが出演。演目は昼の部が「碁盤太平記(ごばんたいへいき)」「吉野山」「河庄」「土蜘」。夜の部が「信州川中島合戦」「口上」「土屋主税」「勧進帳」。

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2015年9月5日のニュース