高畑充希“オヤジヒロイン”に「ビビッときた」自身は日本酒好き

[ 2015年8月31日 17:34 ]

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」ヒロイン発表会見でガッツポーズの高畑充希

 来年4月スタートのNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜、前8・00)のヒロインに女優高畑充希(23)が決まり31日、同局から発表された。

 高畑は本作が連続ドラマ初主演。「『ごちそうさん』の現場は楽しかったから、『とと姉ちゃん』はみんながパワーが集まって、攻めていけるカンパニーにしたい」と主演の自覚を見せた。

 物語では長女であり、父親代わりとして家族を養う役柄で“オヤジヒロイン”を演じることになる。「2人の妹にお姉ちゃんにしてもらうような気がする。頼れるお姉ちゃんになれるかは人に頼られるのは性格上、あまり得意ではないので、妹たちに頼っていきたい」と高畑。「“オヤジヒロイン”って聞いた時にビビッときた」と語ったように、役柄と自身がかぶる部分もあるようで、「キャピキャピした若さみなぎる感じがしないとは言われる。お刺身と日本酒が好きだと言って、オヤジ臭いねって言われる…」とエピソードを明かし、笑わせた。

 「一度、朝ドラは出ているので、自信があったかと言われるとないというか…一回出てるしっていうのもあった。ただ、オヤジヒロインっていうのはとても私らしいと思った。朝ドラのヒロインってやれる年齢が人生に一度だけ挑んでみたいものではあった」と朝ドラヒロインのオーディションへの思いを語った高畑。ただ、実際のオーディションはそんな高畑の思いとは違ったようで「いろいろなことを考えてオーディションを受けたんですが、いざ、オーディションとなると意味の分からないこと言われたり、本当にいろんなことをやらされて…。ワークショップとかエチュードみたいなオーディションだったので、必死にやったら楽しかった。(撮影にも)ワクワクしてます」とオーディションを振り返った。

 「とと姉ちゃん」は静岡・遠州、東京・深川を舞台に、12歳で父親を亡くしたヒロインが母親と妹2人を「父(とと)」代わりになって養っていく物語。“昭和のオヤジヒロイン”小橋常子(こはしつねこ)が、女ばかりの4人家族の中で、昭和を生き抜く姿を描く朝ドラ第94作。時代は終戦直後から高度経済成長期にかけてで、一世を風靡(ふうび)した生活総合誌「暮しの手帖」の創業者たちの軌跡がモチーフ。

 ◆高畑 充希(たかはた・みつき)1991年(平3)12月14日、大阪府生まれ。中学2年生だった05年、ホリプロが45周年を記念し主催した「山口百恵トリビュート・ミュージカル」主演に、9621人の中から選ばれ女優デビュー。歌手としても活躍。代表作はミュージカル「ピーターパン」、舞台「奇跡の人」「美男ですね」、ドラマ「ごちそうさん」「軍師官兵衛」「問題のあるレストラン」、映画「女子ーズ」「アオハライド」「バンクーバーの朝日」など多数出演。

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