闘病中のこん平「チャラーン!」落語にも挑戦 都電落語会1周年

[ 2015年8月22日 16:07 ]

孫の笠井勝利君(左)、次女の笠井咲さん(中央)と、落語「寿限無」に挑戦する林家こん平

 難病の多発性硬化症などを患い、リハビリ中の落語家林家こん平(72)が22日、東京都豊島区のホールで開かれた「都電落語会」の1周年記念イベントに登場した。1周年について「本当に良かったですね」と話し、笑顔を見せた。

 都電落語会は、こん平を中心に昨年8月から都電荒川線の車両内で月1回ずつ開催。出発の際に毎回こん平が掛け声をかけ、観客を楽しませている。

 記念イベントでは、こん平が壇上から「1、2、3、チャラーン!」と大声であいさつ。孫の笠井勝利君(11)と共に落語「寿限無」の一部に挑戦する一幕もあった。次女笠井咲さん(47)は「こん平は毎回乗車し、当初は要介護度4でしたが、昨年8月から一回一回ステップアップして、現在は要介護度3になった」と語った。

 こん平はレギュラー出演していた演芸番組「笑点」を2004年から休み、のちに多発性硬化症と診断された。リハビリを続け、言語障害とも闘っている。

続きを表示

この記事のフォト

2015年8月22日のニュース