DAIGO 24時間マラソン決意のワケ「挑戦は一生のテーマ」

[ 2015年8月18日 10:45 ]

「24時間テレビ」100キロマラソンに向け練習するDAIGO

 「うぃっしゅ!」という決め文句に、KY語。本職はロックミュージシャンなのに、どこかフワリとした空気感でバラエティー番組を渡り歩く。そのDAIGO(37)が「24時間テレビ」(日本テレビ、22~23日)の恒例100キロのチャリティーマラソンに挑戦するとは、誰が想像しただろう。祖父は首相にまで上り詰めた竹下登氏。そんなサラブレッドの決意の理由を探った。

 本番を目前に控え、連日マラソン練習に明け暮れている。

 挑戦が決まった日「中学3年生のときに12キロを走ったのが最長」と話していた男の走りは、番組の坂本雄次コーチ(67)の指導のおかげで格段に進歩している。夏に入る頃には30キロ走をこなすほどに成長。練習の疲れでくるぶしを痛めたこともあったが「もう万全です」と笑顔だ。

 「練習を始めてから、とても体の調子がいいんです。バンドで音を出すときも休憩時間にスクワットとか腹筋運動をしているんですが、ほんとKYD。こえ、よく、でるです。いやーKSですね。く、せ、になりそう」と順調だからか、得意なKY語も連発だ。顔の輪郭も、体形も明らかに引き締まっている。「これは俺にとって必然だったと思います。太腿は人生最高の太さだし、エネルギーがみなぎってる感じ。DAIGO、37歳の覚醒です」

 とはいえ、100キロマラソンは想像を絶する過酷さだ。指名を受けたときはただただ頭が真っ白になった。20年以上走ったこともないし、さらにバンドは全国ツアーの真っ最中。「そんな状況で、全国の人々が思いを込めたタスキをちゃんとゴールまで持っていけるのだろうか?」と不安ばかりが先立った。

 しかし、返答期間の1週間に、ファンや視聴者、さらには「天才!志村どうぶつ園」で共演する志村けん(65)や「ラルク・アン・シエル」のhyde(46)ら芸能界の仲間からたくさんの激励をもらう。

 「こんなに応援してもらったことは生まれてこのかた一度もなかった。俺にとって挑戦は一生のテーマだし、もうやるしかないな、と」

 決意したからには「はってでも、全国の人々の気持ちをゴールに届ける」と引き締めた表情に、国民のために身を粉にした祖父のDNAが見え隠れした。

 マラソンが決まってから、父も願掛けするように毎朝走り始めたという。「77歳なのに心配で」と笑うDAIGO。家族は今も、全力で息子を応援している。

 「子供も大好きだし、いずれは俺も家族を持ちたいですね」

 現在熱愛中の北川景子(28)の誕生日はマラソン当日。ゴール後、愛はさらに深まるのだろうか。いずれにせよDAIGOは少し先の未来を思い浮かべ、そして自分の父親にも思いを寄せながら「リスペクトしてもらえる父親になれたらいいけど。なれるかなぁ」とテレ笑いを浮かべた。

 ◆DAIGO(だいご)1978年(昭53)4月8日、東京都生まれの37歳。03年にDAIGO☆STARDUSTとしてデビュー。07年の「BREAKERZ」結成を機にDAIGOと改名。音楽活動と並行してバラエティー番組中心にタレントとしても幅広く活動している。「新世紀エヴァンゲリオン」のマニア。

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