息子にしたい歌手No・1は三山ひろし!紅白出場で“親孝行”を

[ 2015年8月18日 05:30 ]

浅草で行った「ムスコにしたい有名人アンケート」で4位になった三山ひろし

 戦後70年、あらためて親子の絆に注目が集まる中、スポニチ本紙が企画した「ムスコにしたい有名人アンケート」で、けん玉でおなじみの演歌歌手三山ひろし(34)が1位のテニス・錦織圭(25)、2位のゴルフ・石川遼(23)、3位の俳優・福士蒼汰(22)に続く4位にランクイン。歌手として最上位になった。

 調査は今月上旬に東京・浅草で、50~70代の男女を対象に実施。アンケートは、浅草に演歌のメッカであるレコード店「ヨーロー堂」があることが後押ししたとみられるが、三山のお年寄りへの知名度と人気は絶大だ。1月に発売した最新曲「お岩木山」が9万枚超え、昭和歌謡のカバーアルバム「歌い継ぐ!昭和の流行歌」シリーズも6作で12万枚を売り上げている。

 理由には、素朴、親近感などの声が多かった。「見た目も中身も真面目そう。日本男児という感じがする」(69歳男性、東京)。「NHKの歌番組で、ステージで手が震えていて可愛かった」(68歳女性、山形)と、緊張しながら頑張る姿を息子に重ね合わせる人も。「少しポチャッとしたところが息子っぽい」(54歳女性、埼玉)と体形で推す声もあった。

 アンケートの結果を三山に伝えると、「本当ですか?そんなふうに思っていただいてうれしいです」と笑顔を見せた。中でもうれしかったのが、「母親思いで優しい」という声だ。高知出身の三山は、母子家庭で育った。昼夜問わず働く母を少しでも助けたいと、三山は中1で新聞配達を始めた。高校卒業後はガソリンスタンドへ就職して家計を支えた。だが、幼少期から持っていた歌手の夢を諦めきれず、25歳で「東京で歌手を目指す」と言った。心優しき息子の大きな決断に、母は背中を押した。

 親孝行の舞台はNHK紅白歌合戦と決めている。「息子のように思ってくださる全国のお父さん、お母さん、そして故郷の母のためにも、大みそかはNHKホールから歌を届けたい」と力強く誓った。来月17日に東京・中野サンプラザホールで7周年公演を開く。

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2015年8月18日のニュース