椎名桔平、ランニングで役作り 医療系主演作に自信「本物のドラマ」

[ 2015年8月12日 17:01 ]

「破裂」の取材会に出席した(左から)滝藤賢一、椎名桔平、仲代達矢

 俳優の椎名桔平(51)が主演するNHK総合の土曜ドラマ「破裂」(10月10日スタート、土曜後10・00、全7回)の取材会が12日、横浜市のスタジオで行われ、椎名をはじめ、共演の滝藤賢一(38)、仲代達矢(82)が出席した。

 老化した心臓を若返らせる“夢の治療法”をめぐるエリート心臓外科医・香村(椎名)とそれを利用しようとする天才官僚・佐久間(滝藤)の対決を描く医療サスペンス。香村という役について椎名は「研究に没頭して家庭を顧みないところは共感しませんでしたね」と笑いつつも「情熱の部分でかき立てられるものが多いキャラクター。夢を信じてまっすぐに進んでいくキャラクターで、利用されたりもするが、それでも自分の本当に夢に向かって戦う、諦めない姿はひかれる」と話した。

 「どんなに手術で疲れたり、教授選の争い事で疲れていても、この人は毎朝必ず走るんです。私もまず役作りで走ることから始めました。走ることで何かとっかかりがつかめればと思った」と役作りについて明かした。

 出演のオファーがあったのは昨年末で、7月からの撮影まで準備期間を7カ月要した。「(スタッフが)いろんな準備をされてきたのを肌で感じてきた。その準備が今回のドラマに何かの真実味を与えるものになっていると思う。自分もそこに対してどう応えられるか、考えてきた。半年以上の期間でどれだけ準備をしたかで、ドラマの密度にもつながってくると信じているし、今回のドラマは本物のドラマだと思っている」と力を込めた。

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