宝塚、台湾で「ベルばら」華やかに観衆を魅了 台風で1日延期

[ 2015年8月9日 17:39 ]

 台風13号の影響で1日遅れの開幕となった宝塚歌劇団の第2回台湾公演が9日、台北市の「台北国家戯劇院」で始まった。華やかな衣装のタカラジェンヌが代表作「ベルサイユのばら」とレビューを見せ、満席の観衆を魅了した。

 公演は2013年4月の第1回と同様、チケットの販売や宣伝を歌劇団が手掛けた「自主興行」で、本格的な市場開拓に乗り出す。

 トップスターの明日海りおら花組のタカラジェンヌ約40人が出演。フランス革命と王妃の恋を描く「ベルサイユのばら―フェルゼンとマリー・アントワネット編―」に続き、三味線や太鼓などを取り入れた和と洋のレビュー「宝塚幻想曲」を上演。現地でなじみの歌が披露されると、劇場は歓声に包まれた。

 カーテンコールで明日海は「我愛(ウォ・アイ)台湾、再見(ツァイチェン)!」(台湾が好きです。また会いましょう)と声援に応えた。

 16日までの14公演のチケット(約2万1千枚)は既に完売している。(共同)

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2015年8月9日のニュース