花紀京さん死去 横山エンタツさん次男 新喜劇全盛期を支える

[ 2015年8月6日 13:57 ]

5日に亡くなった花紀京さん

 吉本新喜劇の全盛期を支えた喜劇俳優・花紀京(はなき・きょう、本名・石田京三)さんが5日、午後7時44分、入院先の大阪市内の病院で亡くなっていたことが6日分かった。78歳。通夜は6日、告別式は7日、家族と近親者のみで行われる。

 花紀さんは「エンタツ・アチャコ」で人気だった横山エンタツさんの次男として生まれ、劇作家の花登筺氏に弟子入り。劇団「笑いの王国」を立ち上げた。62年には吉本興業に入り創成期の吉本新喜劇で活躍。トレードマークのニット帽、腹巻き姿で鼻の先を赤くしたスタイルで。故・岡八郎さんとのとぼけた掛け合いが人気を呼んだ。

 89年には吉本が打ち出した「新喜劇やめよっカナ キャンペーン」を機に吉本新喜劇を退団。その後はテレビ、ミヤコ蝶々公演などの舞台で活躍した。しかし、03年5月に自宅で入浴中に低酸素脳症で倒れ入院。療養生活を続けていた。

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