「サンダーバード」CG+ミニチュアで50年ぶりに復活

[ 2015年8月5日 18:12 ]

50年ぶりに復活する「サンダーバード ARE GO」で声優を務める(左から)浪川大輔、花輪英司、村瀬歩、柿原徹也、KENN

 英国の人気ドラマ「サンダーバード」の50年ぶりの新シリーズとなる「サンダーバード ARE GO」が今月15日からNHKで放送されることになり5日、東京・渋谷区の同局で第1・2話の試写会が行われた。

 人形を使ったスーパーマリオネーションと呼ばれる演出技術で、大富豪の家に育ったトレーシー兄弟5人が災害や事故に立ち向かう「インターナショナル・レスキュー」の活躍を描く。1965年に英国で放送が始まり、日本で66年に同局が初放送。その後も繰り返し再放送され、特撮やアニメに多大な影響を与えたエポック・メーキングな作品だ。

 新シリーズは、キャラクターをCGアニメとなり、背景やメカなどのミニチュアと合成。監督は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどの視覚効果を手掛けたデビッド・スコットが手掛ける。5からのカウントダウンで始まるおなじみのオープニングやテーマ音楽、サンダーバード2号が離陸する際に滑走路脇のヤシの木が倒れる演出など、往年のシーンもしっかりと踏襲している。

 兄弟の声を担当する浪川大輔(39)、花輪英司(年齢非公表)ら声優陣も会見。浪川は、「皆がキャラクターを確立しているので、初収録からすんなりと入っていけた。新しい作品ながら懐かしさもあり、楽しく必死に収録しています」と胸を張った。

 また、新シリーズから登場する新メカ・サンダーバードS号のデザインは、「マクロスF」の総監督・メカデザインで知られる河森正治氏(55)が担当。「唯一、リアルタイムで見ている世代として、50年前とはとても思えない完成度だった。時代を超えて今もシリーズが続いているようだ」と感慨深げだった。

 今月15、16日に1、2話をオンエアし、その後は不定期に全26話を放送。同時に旧シリーズも随時放送する予定だ。

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2015年8月5日のニュース