いくよさん、漫才師初NGKでお別れ会 くるよ涙「もう一回…」

[ 2015年8月5日 05:30 ]

お別れ会の最後にスピーチする今くるよ

 5月28日に67歳で亡くなった漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよさんをしのぶ、お別れの会が4日、大阪・なんばグランド花月で開かれ、相方の今くるよをはじめ、交流のあったお笑い芸人らが別れを惜しんだ。

 いくよさんにとって5月11日の出番が最後の舞台となった同劇場では、1991年5月に吉本興業元会長の林正之助さんのお別れの会が行われているが漫才師では初めて。劇場入り口前には献花台が設けられ、愛用の舞台衣装や、つけまつげセット、写真が飾られた。

 この日の“ラストステージ”には京都明徳高時代のソフトボール部のチームメートや親族、芸能関係者ら約1000人が出席。笑福亭仁鶴(78)、桂文枝(72)が、故人との思い出を語り、明石家さんま(60)、いくよさんがファンだった郷ひろみ(59)からはVTRで追悼コメントが届けられた。

 1980年代にスターの地位を確立させたテレビ番組「花王名人劇場」で披露した2人の漫才の映像が流されると、くるよは「もう一回(一緒に)漫才させてくれへんかな…」と涙ぐみながらスピーチ。終了後の会見でも「(漫才の)仕事の時だけ天国から帰ってきてくれんかな。もの凄く寂しい。(悲しみが)薄らいでいくと思ったけど、深い。深いですね」といまだ癒えぬ心中を打ち明けながら、「(相方は、いくよさん以外)いないですね」と断言。“生涯今いくよ・くるよ”をあらためて宣言した。

 また、自らの今後の芸能活動については「前に女優とか歌手とかギャグで言いましたけど、まだ、いくよちゃんが“考えやし!”って言ってくれると思うので」と、未定であることを明かした。

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