いくよさん「お別れ会」に1000人 くるよ「絶対、忘れんといて」

[ 2015年8月4日 22:48 ]

今いくよさんの「お別れ会」。舞台上に祭壇が設けられた

 5月28日に67歳で亡くなったベテラン漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよ

さんのお別れ会が4日、大阪・なんばグランド花月で営まれ、相方のくるよが散会後の会見で「思い出のシーンを見てますと、もう1回漫才させてくれはらへんかな。漫才ってええなと思いました」などと語った。

 いくよさんが隣にいない日々を「ものすごく寂しい、薄らいでいくと思ったけど。(寂しさは)深いですね」と振り返った。

 お別れ会では生前いくよさんにお世話になったゆかりの人々が故人を偲んだ。笑福亭仁鶴(78)、桂文枝(72)らが思い出を語り、VTRでは明石家さんま(60)、郷ひろみ(59)のスピーチ。1980年代にブレイクのきっかけとなったテレビ番組「花王名人劇場」で披露した2人の漫才VTRも流された。

 劇場入り口には、いくよさんの衣装や愛用のつけまつげセットなどが飾られた。会の最後には「皆さん、お願いがあります。いくよちゃんのこと絶対、忘れんといてください。もし忘れそうになったら、大阪ですから御堂筋を歩いてくれはったときに、“ああ、くるよが言うとったな”と思いだしたってください」とあいさつ。 

 一般客100人、芸能関係者900人の約1000人が献花。なんばグランド花月での「お別れ会」は91年5月の故・林正之助元会長以来、漫才師では初めてだった。

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