トム・クルーズ「ミッション」次作は日本ロケ!?「交通遮断できれば」

[ 2015年8月2日 12:37 ]

手を振るトム・クルーズ

 米俳優トム・クルーズ(53)が2日、最新主演作「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」(今月7日公開)の来日会見を、クリストファー・マッカリー監督(47)とともに都内のホテルで行った。

 「2週間前に仕上がったばかり」というシリーズ第5作は、全米で先月31日に公開され初日だけで約24億4000万円を稼ぐ、トムの出演作最高の出足。「映画作りにおいては、まず観客の顔が頭に浮かび、喜んでもらえる最高のエンターテインメントを提供したいと思って知っている限りの業を尽くす。結果には満足しているよ」と笑顔を見せた。

 離陸する大型輸送機の機体に張り付く危険なスタントも体を張って挑戦。撮影は冬のロンドンで衣装もスーツという過酷な状況の中、「1000フィート上昇するたびに気温が3度ずつ下がっていくので、とにかく寒かった。エンジンの排気ガスも吸わなきゃいけないし、眼球を保護するためのコンタクトも開発した。結果。8回離陸して無事に撮れ、観客を楽しませることができたと思う」と振り返った。

 トムとは5作目のコンビとなるマッカリー監督も、「トムは耳栓をしているから声が届かず、見守るしかなかった。パニクッているのか素晴らしい演技か区別がつかなかったくらいだよ」と感嘆の表情。第1作「ミッション:インポッシブル」(1996年)は、トムにとって初めてのプロデュース作品で20年に及ぶ人気シリーズとなったが、「4歳の頃に映画を作りたいという夢がかなったこと感謝を絶対に忘れないようにしている。映画を作れるうれしさと責任感を持って、プレッシャーも感じるけれどそれが特権だと思うようにしている」と持論を展開した。

 最新作は“最後のミッション”がコピーとなっているが、「まだまだやりたいチャレンジはたくさんある。実はもう練り始めている」と意味深な笑み。今回が21回目の来日で親日家として知られるが、日本を舞台にする可能性について問われると「とてもいいアイデアだけれど、交通を遮断しなければいけないから許してもらえるかな。あとはどのビルから飛び降りられるかだね」とジョーク交じりに意欲を見せていた。

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