ドラマ初出演で天才的演技「37・5℃の涙」に妙味加える子役の存在

[ 2015年7月23日 08:30 ]

「37・5℃の涙」第3話の1シーン。蓮佛美沙子演じる杉崎桃子(左)が横山歩演じる篠原健太の世話をする

 女優の蓮佛美沙子(24)が民放連続ドラマに初主演しているTBS系連続ドラマ「37・5℃の涙」(木曜後9・00)。急な発熱や病気になった子供の世話をする訪問型病児保育会社が舞台とあって、キラリと光る子役の演技が作品に妙味を加えている。

 子役は基本的にオーディションを通して選んでいるが、有名子役もオーディションを受けに来る中で第1話に中越典子(35)演じるシングルマザー・森聡子の5歳の息子・海翔役を務めたのはドラマ初出演となる林田悠作(4)。仕事と家庭の両立に苦しむ母を思いやる表情や熱性けいれんに苦しむ姿などを好演している。

 近見哲平プロデューサーは林田について「『今日はやりたくない』とか『ちょっとお昼寝の時間に入る』とか自由奔放なんですけど、そんな子供だから時々見せる本番の120点満点のナチュラルな笑顔だとか、泣き顔も含めて、とても芝居ではないんですよね。ものすごく作り込んでない子供の表情というか」と絶賛。「今後も(他の作品に)出てくるかもしれないですね」と期待した。

 林田と対象的とも言えるのは、14年1月期に放送された日本テレビ「明日、ママがいない」やNHK大河ドラマ「八重の桜」に出演した鈴木梨央(10)、15年4月期に放送されたTBS「マザー・ゲーム」やNHK連続テレビ小説「花子とアン」に出演した横山歩(6)ら既に実績を積んできている2人。近見プロデューサーは「鈴木梨央ちゃんは素晴らしい、的確な芝居を見せてくれる。横山歩君も爆発的に可愛くて、やっぱり子供にはものすごい吸引力がありますね」と舌を巻いた。

 23日に放送される第3話は、カリスマ的人気を誇るママタレント大橋華絵(矢田亜希子)の娘・姫華(小菅汐梨)のわがまま放題に、病児保育士の杉崎桃子(蓮佛)が四苦八苦。マニュアルとリクエストの板挟みとなる中で成長を見せる、という内容となる。

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2015年7月23日のニュース