視聴率低迷の「HEAT」にフジ亀山社長「燃えてほしい」

[ 2015年7月15日 19:22 ]

フジテレビ「HEAT」の主演を務めるAKIRA

 フジテレビの亀山千広社長(59)が15日、都内で定例社長会見に出席。7月スタートのドラマについてコメントした。

 同局では、7月にGP帯(午後7時から午後11時)で関西テレビ制作を含め、4本の新ドラマがスタート。堤真一(50)が主演する「リスクの神様」(水曜後10・00)は初回7・0%、北川景子(28)が主演する「探偵の探偵」(木曜後10・00)が11・9%でそれぞれスタートを切った。「今回の作品群は明快に枠のコンセプトを決めて進んで決めている。思ったようには数字は出てないが、見逃し配信などを見ると届いているとは思う」と全体を評価した。

 「リスク―」は企業のさまざまトラブルに立ち向かう危機管理の専門家たちを描く硬派な本格社会派作品。「よくやったなと。非常に骨太でタブーにちゃんと向かっている分、いろろな軋れきはあると思うが、用意周到に知恵を使って、そういう意味では勉強してほしい」と現場にエール。「探偵の―」は悪徳探偵業者を追及する女探偵の活躍をアクション満載で描いているが、「彼女(北川)の魅力をどこまで突き詰められるか。スタッフと北川さんとの信頼関係でしか成り立たないものなので、そこをどれだけ突き詰められるかが、あの番組の成否を握っていると思う」と話した。

 中でも厳しい戦いとなっているのが関西テレビ製作の「EXILE」のAKIRA(33)が主演を務める「HEAT」(火曜後10・00)。初回6・6%でスターし、第2話ではさらに3・9%まで下がり、放送前から映画化も決まっている話題作だけに、厳しい結果と言わざるを得ない。他社制作の作品でもあり、「燃えてほしいですね。変な意味ではなく、熱く燃えてほしい。鎮火傾向ですからね…」と苦笑いを浮かべた。

 20日からいよいよ“月9”ドラマ「恋仲」が始まる。5月の定例会見でも「フジのドラマはキラキラしていてほしい」と話していた亀山社長。「予告編を見る限り、キラキラしていると思うので、期待しています。本田翼さんはかわいいですね」と話した。

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