たけし、高校野球を語る…思い出の選手は“王貞治2世”阿部さん

[ 2015年7月15日 05:00 ]

高校野球の特番に出演したビートたけし(中)。右は谷原章介、左はABC・喜多ゆかりアナ

 ビートたけし(68)が14日、ABCテレビで行われた特別番組「高校野球100年の真実~心揺さぶる真夏のストーリー~」(8月1日後3・30)の収録に参加。夏の甲子園(8月6日開幕)で“売り子”に変装して観戦するプランを明かした。

 熱闘の裏にある真実のドラマを紹介する内容。自らも「小学校に入る前からやっていた」という野球好きで、高校野球も「毎年見る。うらやましくてしょうがない、憧れたね」と球児への敬意を口に。思い出に残る選手として“王貞治2世”と呼ばれた早稲田実業の阿部淳一さんを挙げた。

 1978年夏、神宮球場で行われた東東京大会決勝の帝京戦。4点リードされた7回に当時1年だった阿部さんが代打で登場し、3ランホームランを放ったが「漫才がイヤになり辞めようと思って事務所に“風邪ひいた”とうそをついて仕事をサボり、この試合を見に行った」と告白。その後、高1の冬に交通事故で亡くなった阿部さんを「生きてたらとんでもないバッターになったと思う」と振り返った。

 また、その試合で帝京側のスタンドに当時、同校の野球部員だった「とんねるず」の石橋貴明(53)がいたことを番組内で知らされるとビックリ。「ほんと?今度会ったら聞いてみる」と不思議な縁に驚いていた。

 収録前には球場を訪れ、「平気で甲子園のグラウンドに立てるようになった芸人の自分をほめてやりたい」と顔をほころばせた。共演の谷原章介(43)から「また仕事サボって試合見に行かないでくださいよ」とくぎを刺されると、「どうにか売り子で現れたいな。バレた時の“そこまでして…”という冷たい反応が怖いけど」と言って、笑わせていた。

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